11 Jun ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Godzilla King of the Monsters ゴジラ最新版
こういう映画、ストーリーをマジに考えだすと、頭がおかしくなるので簡単に。要するに、ゴジラ対3つの頭を持つ怪獣(モンスターゼロというやつ)との戦いです。
ゴジラにはラドンやモスラも加担するんですね。主役は別居中の科学者夫婦とその娘。巨大怪獣との共生とか、世界の調和とかにも触りますが、そんなことはどうでもよろしい。南極の氷塊で眠っていたモンスターゼロが、爆弾が爆発したことで目覚めてしまい、地球上を破壊するのを、ゴジラが阻止しようとする映画です。
特撮ながら、ま、かなりパンチのある戦いでした。
前作のゴジラもそうでしたが、ハリウッドのゴジラ映画は、主役にはA級のスターは使わないんですね。主役のゴジラを喰ってはいけないからなのかな?今回も夫婦役は、カイル・チャンドラーとヴェラ・ファミーガ。日本人には馴染みがない俳優ですね。
ファミーガは、それでもヒットシリーズの恐怖もの「死霊館」があり、オスカーにもノミネートされたこともあるので、知るひとぞ知るといったステイタスでしょうか。
娘役の子役も頑張っています。ジュリエット・ビノシュの少女時代と思わせるような顔つきで、この種の映画に必要なテキパキとしたアクションと演技力で好感度大です。時々あるじゃないですか。逃げるシーンでモタモタしている子役。観ていていらいらして、悪漢に捕まってしまえとか、怪獣に食われてしまえと思ってしまうガキども。
そして忘れてならないのは、日本が誇る国際スター、渡辺謙。前回と同じ博士の役で出演です。ケン・ワタナベに敬意を表しているんでしょう。これが最後となる博士は、かなり日本的な立派なファイナルシーンを観せてくれますよ。忘れるところでした。贔屓のサリー・ホーキンス(「シェイプ・オブ・ウォーター」のヒロイン)も出ています。
考えてみると、日本が生んだ最大の国際スターは、このゴジラですよね。ゴジラの前では、ケン・ワタナベも真っ青ではないでしょうか。
それからゴジラの新作「ゴジラVSコング」が現在製作中。小栗旬がハリウッド映画に初出演ということで話題の映画です。封切りは来年ですが、第2のケン・ワタナベの第1歩となるかどうか、楽しみにして待っていましょう。
70点
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